敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本/みさきじゅり #13

著者【みさきじゅりさん】の紹介
みさきじゅりさんは、HSP(Highly Sensitive Person=とても敏感な人)の特性を持ち、
自らもその気質に悩みながら働いてきた経験を持つライター・心理カウンセラー。
現在はHSPのための心の整え方や、繊細な人が自分らしく生きる方法を発信し、多くの共感を集めている。
はじめに 敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本
普段生活していてこんなことはありませんか?
↓
些細なことが気になる…
物事を深掘りして考えたい…
感動しやすく涙もろい…
周りの環境に振り回されて疲れる…
そんなあなたは、HSP(「非常に繊細な人」や「すごく感受性の高い人」のこと)かもしれません。
5人に1人はHSPだと考えられています。
本書ではそういった、
- HSPの特徴/解説
- HSPとの付き合い方
- HSPはどんな仕事が向いているのか
- 周りに振り回されず自分のペースで仕事を進める方法
など、HSPの人に向けた【仕事の不安を軽減】させてくれる書籍です。
- 物事をじっくり考え、熟考する傾向がある
- 直感が鋭い
- 環境の変化や多忙な日々でストレスを感じやすい
- 大きな音、眩しい光、人混みに疲れやすい
- 他人の感情に敏感で、気持ちを読み取りすぎてしまう
- 困っている人を放っておけない
- 部屋の温度や照明、匂いなどに敏感
敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本の紹介
敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本の目次
《 目次 》
第一章:敏感すぎる人・HSPとは
第二章:「敏感すぎる」は気質
第三章:HSPとネガティブさ
第四章:HSPを本質的に理解し、生きやすくなるポイント
第五章:生きやすくなるための5つの心構え
第六章:HSPと仕事への展望
第七章:HSPと仕事を考える4つのポイント
第八章:HSPが働くために必要なこと
第九章:HSPキャリアカウンセリング
敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本の内容
『敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本』は、
【人より敏感な自分とどう付き合っていけばいいか】をやさしく教えてくれる一冊です。
HSPや繊細な気質を持つ人は、職場で不安や緊張を抱えやすく、それが心身の不調につながることもあります。
本書は、そうした『敏感すぎる自分』を否定せず、
【やさしく受け止めることで心がラクになる考え方や行動のヒント】を具体的に教えてくれます。
HSPとは何なのか?
HSPの特徴は4つ。
❶D(Depth of processing)
HSPは、HSPではない人に比べて、大量の刺激を処理します。入ってきた情報を自分の納得がいくまで整理します。
HSPが「考えすぎてしまう」のは、情報を深く処理するからですね。また、ものごとに意義や目的を見出そうとします。❷O(Overarousal)
神経がすぐ高ぶってしまうことを指します。
好きなことでガッとテンションが上がり、イヤなことでは果てしなく落ちるのは、神経が高ぶるからです。
無意識のうちに周囲を警戒する「警戒モード」に入ることがよくあります。❸E(Emotional intensity)
HSPは、感情に対する反応が、HSPでない人と比べて大きいのです。
すぐ感動したり、泣いたりするので、「泣き虫」とか「大げさ」とか言われがちです。
また、強い共感力も持ち合わせていて、他人の気持ちや考えがわかってしまいます。❹S(Sensory sensitivity)
Psychotherapy and the Highly Sensitive Person,Elaine N.Aron,p.24
些細な刺激や、ちょっとした違いにとても敏感。気がつきすぎてしまう特性のことですね。
印象深かった言葉:『HSPは生まれ持った気質であって病気や障害ではない』
この本で印象に残った部分は、
『HSPは生まれ持った気質であって病気や障害ではない』という言葉。
HSPの人って些細なことに動揺してしまったり、周りの環境に振り回されてしまいがち。
「なんか生きづらいんだよな…。1日の終わりには神経も体力も使い果てて、毎日くたくた。
私は周りの人と何か違うのかな…?」
と感じている人も少なくないかもしれません。
人より神経が敏感で感受性が豊かなあなたは、生きづらさを感じているかもしれない。
でも、HSPの性質を【理解しうまく付き合っていくことで、HSPの特性をプラスに活用】することも出来るのです。
周りの環境・人間関係・自分の心地よいペースが把握できると、日々のストレスもぐっと下がります。
敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本のまとめ
みさきじゅりさんの『敏感すぐる人の「仕事の不安」がなくなる本』は、
【敏感であることは悪いことじゃない。そのままのあなたで、もっとラクに働いていい。】そんなメッセージが、詰まっています。
「自分を変えなきゃ!」と頑張りすぎていた人にこそ読んでほしい一冊です。
仕事に疲れてしまったとき、心がざわつくときの『お守り』として、そばに置いておきたくなる本です。







