「気にしない」女はすべてうまくいく/有川真由美 #1
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これまでの投稿では、《生きづらさを克服するための実践法》を紹介してきました。
実践法は伝え終わったので、
これからは【本の紹介】をしていこうと思います。
悩みや不安があるときは、とにかく本を読んでみる。
そこに、自分を救ってくれる言葉を見つけられるかもしれません。
ということで、これからは
《生きづらさを抱えている人が、読めば心が軽くなる本》を載せていく予定です。
今回は第1回目。
有川真由美さん著書【「気にしない」女は全てうまくいく】を紹介します。
著者【有川真由美さん】の紹介
有川真由美(@MayumiArikawa)さんは、作家や写真家として活躍中。
これまで、50を超える職業や40カ国を超える旅を経験をしていて、彼女の著作におけるテーマや視点に大きな影響を与えている。
著書は、ビジネス書や自己啓発書が多く、ベストセラーを出し続けている。
働く女性のアドバイザー的存在として、自身の多様な経験を生かした実践的なアドバイスや、人生を豊かにするヒントを提供している。
はじめに
「気にしない女」はすべてうまくいく、、?
この本を見つけた時、
「気にしないのが1番!ってよく言われるけど、それが出来たら苦労しないんだよなー。
出来ることならなにも気にせず生きていたい。
でもそれが出来ないから困っている。」
というのが、初見の感想。
書店の入り口に陳列されていたので、とりあえず買ってみることにしました。
『気にしすぎてしまう』性格の人は、
・気にしないようにする
・我慢する
・強くなる
こういった「気にしないようにする」技を身につけようとしたりしていませんか?
「我慢」や「強くなろう」といった自分を犠牲にする努力は必要ありません。
それよりも、
人や物事を見る【視点を変える】ことで、周りに流されることなく自然体で生きられるようになります。
本書では、そんな『気にしすぎ』が発動してまった時の、
・視点の変え方
・対処法
を、「具体例」を交えながら学ぶことが出来ます。
- 『気にしない』が出来ない
- つい、『気にしすぎ』が発動してしまい、気分がマイナスに引っ張られてしまう
- コンプレックスがある/自分に自信がない
- 『今』に幸せを感じられていない
本の紹介
『気にしすぎ』はなぜダメのか?
そもそも『気にしすぎ』は、なぜ良くないことなのでしょう?
その答えは、『気にしすぎ』が猛毒となって心や体を蝕んでいくから。
気にしすぎているときは、自分にとっての明るい方向にすんなり進めなくなっているとき。
クヨクヨ、イライラしながら進むのは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。気にしすぎているときは、幸せを感じる”いま”の時間を失っています。
有川真由美「気にしない」女は全てうまくいく,秀和システム,2020年,6ページ
クヨクヨ、イライラをいった感情に支配されたままで、大切な時間を無駄に過ごしてしまうのです。
気にしすぎることで、『今』という大切な時間を失い、マイナス方向に気持ちが支配されてしまうのです。
『気にしすぎ』の思考パターンとは?
では、『気にしすぎ』の思考はどうやって生まれるのでしょうか?
【気にしすぎを生み出す思考パターン】とは、
有川真由美「気にしない」女は全てうまくいく,秀和システム,2020年,7ページ
1.すべては勝手な”決めつけ”が始まり
2.感情(怒り、不安など)がざわつく
3.それにしか目がいかなくなる(執着)
この言葉を見て納得!
私は、何かに悩むとまさにこの状態になってしまいます、、。
『気にしすぎ』って、『自分が物事を勝手にマイナスに捉えて気分が落ち込んでいる状態』なんですよね、、。
はたから見たら「そんなに気にすることでない」ことでも、自分の中で「大変なことだ」と心がザワザワし始める。
そして視野が狭くなり、余計悩みに囚われてしまう。
気にするあまり、事実より大きく物事を捉えてしまっているのかもしれません。
本書に書かれている《気にしない人》とは、
物事を柔らかく考えられ、相手がどうの世間がどうのといった被害者意識がなく自然体でいられる人。
そんな、『気にしない人の考え方とはどういったものか?』を、さまざまな角度から紹介してくれています。
まとめ
周りの人に惑わされず毎日を機嫌良く過ごせるように、『気にしすぎを卒業』する。
普段の生活でよくあるイライラや不安の対処も、少し視点を変えることできっと心穏やかに過ごせます。
すぐに取り入れられるものが書かれていて、著者の考え方に共感する項目が多く、一気に読んでしまいました。
気になるものは気になるから、「気にしないようにしよう」と考えるのは難しいと思います。
ただ、「気になってしまうけど、そういった時どう対処すればいいのか」を、学ぶことはとても大切な要素であると感じました。