最先端研究で導き出された「考えすぎない」人の考え方/堀田 秀吾 #12

著者【堀田 秀吾さん】の紹介
堀田秀吾(ほった しゅうご)さんは、明治大学の教授であり、言語学・法学・心理学などを研究している。
脳科学や行動経済学などの最先端研究をもとに、
「人はなぜそのように考え、行動するのか?」をわかりやすく解説する著書で人気を集めている。
ビジネス書も多く執筆しており、60冊以上累計70万部超え。
テレビや新聞などのメディアでも活躍しており、
『科学的根拠に基づく考え方』を日常に活かす視点に定評がある。
:@hottasyugo_official
はじめに 「考えすぎない」人の考え方
人間は「考えること」ができる生物で、その点で他の生物より優れていますが、考えることにも弱点があります。
それは、『考えすぎてしまう』こと。
考えすぎることで、人は行動や判断が遅くなったり心身が病んでしまう人もいます。
【考えすぎずに最適な行動を素早く取れる人】になるための方法が述べられています。
- ネガティブ思考や不安で眠れないことがある
- 小さなことでも延々と悩み続けてしまう
- 人間関係や仕事で、考えすぎて動けなくなる
- 「ポジティブになりたいけど難しい」と感じている
- 科学的に根拠のある方法で心を整えたい
この書籍は、『科学的根拠に基づいて解説されているので、悩みの解決法の”最適解”を知れる』と思います。
「考えすぎない」人の考え方の紹介
「考えすぎない」人の考え方の目次
《目次》
1章:考えすぎてしまう理由と、考えないための基本的な方法
2章:「行動の最適化」をテーマに、迷う時間を減らし素早く適切な選択・判断をする方法について
3章:不安な状態から脱却し、「冷静さ」を取り戻す方法について
4章:最大限集中し、「生産性」を高める習慣について
5章:「ポジティブな行動」がもたらす効果とその具体的なアクションについて
6章:最新の研究で明らかになってきている脳・体・心のつながりと、幸福感や健康との関係について
7章:「気分のリセット」を行うのに適したディップスについて
「考えすぎない」人の考え方の内容
本書では、「考えすぎてしまう人」が抱えがちな心のメカニズムを、脳科学・心理学などの視点から分析し、次のような行動に導いています。
- 人は「考えすぎると判断を誤る」ことがある
- 「悩む時間を区切る」だけで気持ちは軽くなる
- 思考の“偏り”に気づき、「どうせ無理」を乗り越える
- 感情と言葉の関係を整理し、思い込みから解放される
- 「自分に優しくする練習」が、思考の柔軟性を高める
重要なのは、「考える」ことではなく、「考えすぎない」こと。
悩みや不安とうまく付き合っていくための、具体的なステップがたくさん紹介されています。
「考えすぎない」人の考え方のまとめ
『最先端研究で導き出された「考えすぎない」人の考え方』は、
現代の【不安や思考疲れに悩む人へ向けた、実用的でやさしいヒントが詰まった一冊】です。
この書籍を勧める理由は、
様々な研究や実験による”科学的根拠”をもとに『悩みの解決法』を解説してくれているところ。
『研究でこういう結果がでているから、悩みすぎる必要はないよ!
悩みすぎると最適解を見つけられないよ!
それより、こういう行動を取ったほうがいいよ!』
と教えてくれています。
最後に
生きづらさを克服する時、ずっと支えになっていてくれた言葉
そして、私が生きづらさを克服している時、何度も心が折れそうになりましたが、
ずっと支えになっていてくれた言葉がこの書籍にあります。
それは、
『思考で行動を変えるよりも行動で思考を変えるほうがカンタンである』
最先端研究で導き出された「考えすぎない」人の考え方,2020年,サンクチュアリ出版,155ページ
という言葉。
生きづらさを克服する中で1番支えてもらっていた言葉です。
ネガティブな人がいくら「思考を変えよう!」と強く願っていても、思っているだけではなかなか変えられない。
それよりも、
“なにか行動を起こす方が、思考は簡単に変えられる”というです。
メンタルを鍛えていても、成果が数値で分からないので自分の成長がイマイチ分かりづらいです。
『生きづらさから抜け出したい→頑張って行動してみるものの成果がわかりづらい→正解がわからない中、やみくもに頑張る→しかし一向にゴールが見えない→気分が病む』
私は生きづらさを克服している最中、このループの繰り返しでした。
そんな時、この言葉に出会いました。
ゴールが見えず、何度も気持ちが折れそうになりましたが、
「行動しなきゃ何も変わらない、この生きづらさから抜け出したいなら行動するしかないんだ!!!」
と、いつも励ましてもらっていました。
『不安を抱えやすい人・不安からの脱却法が分からない人』は是非読んでみてほしいです。
この本は何回読んだのだろう…。というくらい読みました。
読むたびに新しい発見があり、いつも「ハッ」とさせられる。
【ずっと手元に持っていたい一冊】です。